イタチの生態・特徴
イタチとは

当社への駆除依頼の大半が、チョウセンイタチによる被害です。イタチは日本全国に生息していますが、特に大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山、岡山、鳥取などの関西エリアが駆除依頼の多い地域です。イタチは、ハクビシンなどに比べとても獰猛で肉食性が強い動物です。愛くるしい姿をしていますが、むやみに手を出すのは大変危険です。蛇やネズミ・モグラなどの小動物、また時には池の鯉やニワトリなど自分よりも大きなものまで襲って食べることも多々あります。そのため排泄物は、ハクビシン等の糞よりも強い悪臭を放ちます。ただ肉食のみというわけでもないので、農作物を荒らすという被害も報告されています。
生態

胴体は30~40cm
尻尾の長さは約10~20cm
細長い胴体に丸い耳が特徴
メスは1/2~2/3程度の大きさ
指の数は5本
一夫多妻性
年1~2回出産し、一度に3~7匹産む
子育ては基本メスのみで行う
ニホンイタチは在来種 チョウセンイタチは移入種(外来種)
メスは非狩猟獣のため捕獲禁止(チョウセンイタチは除く)
凶暴・肉食
天敵は鷲や鷹などの猛禽類
特徴

日本全国に分布しているイタチ属の動物は、細長い体に短い足、鼻は尖り丸く小さな耳があります。水辺を好み、木登りや泳ぎが得意です。体重は2kgを超えるものは少なく、ネコ目の中でも最も小型です。イタチ類は、オスに比るとメスが特別小さいのが特徴です。体格は小柄ですが、小動物や自分より大きなニワトリや鳩なども単独で捕食する非常に凶暴な肉食獣です。天敵は猛禽類とキツネ等。
習性・行動

昼間にイタチを見かけることもありますが、基本的に夜行性です。夜に獲物を捕えることが多く、木登りなどを得意としています。 敵に追い詰められると臭腺と言う肛門付近の肛門腺から強い臭気のある液を分泌します。これが付着すると悪臭は何日もとれませんので、注意が必要です。近年、人里に降りてきたイタチが、家畜小屋や養殖用の池または畑などを荒らす被害が大変多くなっています。